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30歳最後の旅


by takeshi_japan21

ROAD TO TIBET

西チベット行きがなくなり途方に暮れた俺。

もう道は日本に帰るか 違うルートを使い自治区州都ラサに
向かうか。

もう本当に精神的に疲れていたが 
このままに日本に帰るのはくやしすぎる。
最後の旅が終わらん。

そんな時 ラサへ3人の女性が一緒に向かうと
言うことになったので最後の気力を振り絞り
行くことになった。


メンバー紹介
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フクちゃん。
ビールをこよなく愛す旅を始めて2年以上の大ベテラン。
パキスタンのフンザで何度か見かけたが
こんな恰好していたので声をかけれなかった。
好きなタイプ ハゲ成金。
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ミサ
成都からすでに1ヶ月共にしてる戦友。
マニュキア大好きギャル。
天然だが気づいてない お金の計算が疎い
好きなタイプ マッチョ ラオス人の彼氏あり
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マヤちゃん
これまでこんな強烈な女性に旅中あったことがない。
現地人、そして日本人も笑いの渦に吸い込まれる。
誰にでも愛される  笑いの神。


みんな本当にキャラが強烈。

ラサへ向かう違うルートは
以前僕らが5日かけてここまで
来た道を戻らなければならない。 

もうあの鉄道は 苦痛で 苦痛で
なんで悩むこともなく寝台バスで一路
5日かけてゴルムドというところへ向かう。

ゴルムドはラサに向かう闇バスのメッカらしい。
チベット自治区にはいるには
外国人は許可証が必要なのだ。それがべらぼうに
高い。1万5千円ぐらいする。
しかしこの闇バスを使えば許可証なしでラサに
行けると言うシステム。 だが当然のことながら
公安の検問が待ち構えているので捕まることも
あるらしい。

こんな素晴らしいシステムがあるのだから
バスターミナルに行けば余裕で声をかけられると
思っていたのに。 誰も声をかけてくれない。

なんだ公安にでもビビっているのかと思っていたら
ラサ行きのバスがないらしい....
闇バスと言っても普通のバス。 ラサ行きのバスが
もう出てないらしい!!

おいおい!! せっかくここまで来てしかも
ごねにごねて公安でやっと2週間の延長ビザを取得
できたのに。  


本当にチベットにご縁がない


が   しかし

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一台の車が僕らの前に。

お前ら早く後ろに乗れ!!!


なんと どこからか闇タクシー登場!!

人気がない所で値段交渉
もうこうなったら何でもいい!!
多少値段も高かったがもう関係ない!!
おじさんよ 俺達をつれてってくれ!!


そして次の日 朝4時 早朝にこそこそとしながら
出発!! なんかいいね 公安を目を気にしてる気がして。

みんな ドキドキ。 変装なんてしちゃう女の子も。
第一検問到着。

おっさん 「賄賂を払うから大丈夫だ」

検問でおっさんが何をしてるかわからなかったが
余裕で通れた。


そして次の検問も そして次も。


うん? 公安が車をチェックすることも一切ないし
おっさんも賄賂を払っているような形跡もない。

うん? こんなに簡単に行けちゃうのかい?
あんなに苦労してヒッチしたり ツアー失敗したり
なんだったんだろう。 

ラサに到着したとき歓喜に沸くと思ったけど
なんかせつなくなった。

むしろ大変だったのはラサでの宿探し。
許可証がないと泊まれない。
夜の11時片っぱしに宿を探すが見つからない。
やっとこさ 今日だけという条件で泊まれることに。

翌日 フクちゃんは 公安の多さにびびってしまったのか
早々にラサを出発してしまった。
当初 確かに公安と軍隊の多さにびびったし
宿も探しも大変と思ったが どうってことない。

公安も俺らのことよりチベット人が気になるみたい。
宿も簡単に泊まれた。

中国は不思議だ。 厳しそうで厳しくない。
表面上はしっかりやってるようでチベットに入って
しまえばゆるゆるだ。 
俺らはありとあらゆる情報に踊らされていたんだろうな。

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ラサは予想以上に都会だ。 聖地な気がしない。
おしゃれな町並み  ファーストフードもある。
中国の地方都市の様子
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でもちょっと路地に入るとやはりここはチベットだ。
お寺の前で五体投地をするチベット人。
民族衣装を着て歩いている人をみるとやはりここは
チベットなんだって実感できる。

苦節1ヶ月ちょい 
ようやくチベット自治区に入ることが出来た。
by takeshi_japan21 | 2010-11-06 05:33 | China